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閲覧いただきありがとうございます。 キング・リバティーモデルのトランペットです。 シリアルは10万番台で、1920年代製造の個体と思われます。 イエロー・ブラス、ゴールド・プレート、彫刻入りで数あるリバティーモデルの中でも大変珍しいものとなっています。最近ではNHKの連続テレビドラマ「カムカムエブリバディ」に一瞬出てきて驚きました。ボブ・リーブスのバルブ・アラインメントが施してあります。 １００歳になるトランペットですが、現役で十分使用できます。バルブの動きも問題ありません。ショートストロークのバルブは細かなパッセージの演奏が非常にやりやすいです。ゴールド・プレートはかなり薄くなっています。 　３年前にNY在住のプロのジャズ・トランペト奏者に販売してもらいました。彼も実際にギグで使っていたとのことです。「楽器の持つボイスがある」と評価されていました。オールドですがウェットな音色。現代の楽器とは異なる持ち味があります。非常に抜けが良く、高音域も楽に出すことができました。 　写真を参照にしていただきたいのですが、同モデルはチューニングスライドが２段階で可動するタイプで、同モデルに多い事例ですが、マウスパイプ側のスライドが固着して動きません。ベル側のスライドは動きますのでチューニングには問題ありません。チューニングスライドの支柱は一度外した形跡があり、再度ハンダ付けされています。あと、７枚目の写真の白ペンで囲ってある部分に薄らと亀裂があります。おそらく固着したチューニングスライドを引き抜こうとした際にできたものではないでしょうか。６枚目の写真の管のU字部分に小さな当たりがあります。 　マウスピースは現行Bachはややがたつきがあり、NewYork Bach 7Cだとがたつきもなく、相性もとてもいいと思います。メッキ剥げはありますが、演奏に差し支えるようなダメージはありませんので、7Cもお付けいたします。今回、所有楽器を整理するために出品することにしました。現代の楽器にはない、独特のトーンを持つオールド楽器をお探しの方がいらっしゃいましたら、この機にいかがでしょうか。 　Kingのケースに入れ、慎重に梱包して発送させていただきます。ただ、ケースは年季が入っているため、輸送用程度に考えていただいた方がいいと思います。よろしくお願いします。