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アメリカワシントン州に拠点を置くハイエンドブランドMike Lullのベースです。創業者マイクルル氏は70年代後半から活躍したリペアマンで、チープ・トリック、ニルヴァーナといった数多くの著名アーティストの楽器のメンテナンスにたずさわったのち、オリジナルベース・ギターの制作に乗り出しました。マイクルル氏は2020年に惜しくも逝去、現在は御子息がブランドを引き継いでいます。この楽器はシリアルやヘッド部分のサインから見るにマイクルル氏が存命のとき手掛けたもののようです。プレベタイプのボディに、ミニハムが2個と見た目は攻めた仕様の一品ですが、芯がはっきりしており、抜けの良さそうな音です。一点特化で凄まじい音がするというよりは「優等生」タイプの楽器だと思います。工房出荷時にplekで調整、軽量、薄めのネック、カッタウェイの裏が深くえぐれていてハイポジションへのアクセスが容易と、プロが現場で使う楽器の調整を手掛けていた人ならではの工夫が凝らされています。「ハイエンド」な弾き心地です。ボディ2ピースのアッシュ材と思われます。家庭用体重計で3.7kgでした。ナット幅42mm程弦間19mm弦高1.6〜1.2mmくらいまで下げられます。フレット　目算で7〜8割程度。21fありますがどのポジションでも今のところ気になる音づまりなどはありませんでした。ロッド　購入したお店にによれば締め込む方向に90度ほど回せることは確認したとのことです。購入後少し逆反り方向にネックが動いたため、これより少しばかりロッドを緩めうっすら（紙が一枚入るか入らないか）順反りの状態に調整中です。なお、ロッドはネックを外さずネックエンドから調整できるようになっています。ハードウェア等ペグ、ブリッジはヒップショットです。ネックボディともに薄めのポリ塗装、細かな弾き傷、ヘッドボディバックにいくつか打痕が見られます。ピックアップブランドホームページ記載の同タイプの紹介文を見ると、オリジナルのもののようです。パッシブで特に気になるノイズなどはありませんでした。付属品は純正のギグバックです。好きなベースですが機材整理の一環で出品いたします。上記はあくまで趣味レベルの人間が確認したものです。見落とし等あるかもしれませんご容赦ください。